ドラマ「カルテット」第8話、第9話の演奏曲、感想。真紀さんは山本彰子だった

ドラマ『カルテット』第8話、第9話の感想や演奏曲について書いていきます。ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意下さい。

ドラマカルテット第8話『最終章、開幕』の感想

すずめちゃん(満島ひかり)は別府さんの負担にならないよう不動産屋で働き始め、別府さんと真紀さん(松たか子)がうまくいくように働きかけます。でも夢の中では自分と別府さん(松田龍平)が楽しそうにデートしている・・。すずめちゃんの想いが切なかったですね。家森さん(高橋一生)は女好きのイメージで、特定の誰かを好きになることはないのかと思っていたら、すずめちゃんが好きなようです。別府さんさんと真紀さんがたこ焼きを買いに行ったときおじさんが「好きな人のために買いに来た人がいる」という会話でそう思いました。そういえば第1話ですずめちゃんの寝顔を見ていたことがありました。この時から好きだったのでしょうか?すずめちゃんにSAJ三段活用(好きです、ありがとう、冗談です)の実演させて、「好きです」って言ってもらう・・家森さん面倒すぎます。別府さんと真紀さんはすずめちゃんに貰ったコンサートに出かけ二人っきりになった時告白します。まさかのSAJ三段活用です。真紀さんはみんなと一緒にいたいとかわします。このまま4人の恋愛と別荘売却で住居探しの旅にでるとかの展開になるのかと思っていたら、早乙女真紀という人物は別にいて、真紀さんは、山本彰子だったのです。名前を偽っていた!!のです。まさか、まさかの展開です。「最後の嘘つきは、誰だ」は真紀さんでした。

白でコーディネートのラブリーなすずめちゃん、可愛かったです。

ドラマ『カルテット』第8話演奏曲

すずめちゃんが働く場所が決まって踊りだした所から真紀さんと別府さんが食器を洗っている所まで流れていた曲Erik Satie『ジュー・トゥ・ヴ』

エリック・サティはフランスの作曲家です。『ジュー・トゥ・ヴ』はシャンソンで作詞はアンリ・パコーリです。シャンソン歌手のポーレット・ダルティのために書いたものです。その後、男性版の歌詞が書かれ、サティ自身がピアノ曲に編曲したりしています。『ジュー・トゥ・ヴ』の邦題は『あなたが大好き』『お前が欲しい』。すずめちゃんの気持ちを表していますね。

すずめちゃんが残業している時に聞いている曲Franz Liszt『慰め』

フランツ・リストは王政ハンガリー出身のピアニスト・作曲家です。パガニーニによる大練習曲第3曲『ラ・カンパネラ』が有名です。
別府さんと真紀さんにあげたチケットはリストのものでした。リストの『慰め』を聞きながら2人のデートを想像していたのでしょうか。残業しながら寝てしまうすずめちゃんは夢の中で別府さんとデートしてコンサートにも行きます。その後食事に行き、リストの3つの演奏会用練習曲第3番『ため息』が好きという話をしています。

レストランノクターンで真紀さんがピアノで弾いている曲Johann Sebastian Bach『メヌエット』(ト長調)

教科書にも載っている有名な曲です。ですが、近年になりChristian Petzold(クリスティアン・ペツォルト)の作品だということがわかりました。バッハの曲は第3話で『無伴奏チェロ組曲』をすずめちゃんが弾いています。

ドラマカルテット第9話『最終章、前編』の感想

有朱ちゃん(吉岡里帆)は株で損したのを取り戻そうと、オーナー(富澤たけし)を誘惑するも失敗し、しかも奥さんの多可美さん(八木亜希子)に見られてしまい、クビになります。クビになっても無表情な有朱ちゃんは4人に独特の挨拶をしたあと地下アイドル時代の掛け声をしながら、どこまでもマイペースで去っていきました。刑事(大倉孝二)の話から真紀さんの過去がわかります。本名は山本彰子、富山県出身。10歳の時、事故で演歌歌手だった母(坂本美雨)を亡くし、父も亡くなっていたため、再婚していた(この時は離婚していた)義父に引き取られました。義父からひどい暴力を日常的に受けていて、家出しても連れ戻されていました。一方でヴァイオリンを習わせてくれたり、大学にも通わせてくれました。義父は真紀さんが失踪直後、心不全で亡くなり、刑事はその死に真紀さんが関係しているかもしれないと思っているのです。刑事は真紀さんの元夫(宮藤官九郎)に加害者は少年で事故のため少年の家族は離散してしまったが、その加害者に義父は事故の賠償金を請求し続けたことを話します。それを聞いた元夫は真紀さんが賠償金の請求をやめさせるために戸籍を買って失踪しただけだと刑事に言います。その時真紀さんの結婚生活に求めていた普通の生活を自分が壊してしまったと気づきます。別荘に刑事がやってきて真紀さんに任意同行を求めます。それで3人に自分がニセ早乙女真紀だと、みんなに嘘をついていたと語ります。3人は名前を偽ってたとしても、真紀さんがみんなのこと好きなのはわかるし、信じることにしました。次の日、レストランノクターンで演奏し、ちょっとお手洗いに行ってきますと言って警察の車に乗り込みました。大事なヴァイオリンをすずめちゃんに預けて・・・。真紀さんもすずめちゃんのような辛い幼少期があったのですね。真紀さんの「私嘘だった」という言葉が悲しかったです。最終回、真紀さんは「本当の私」を取り戻すことができるのでしょうか。『カルテットドーナツホール』はどうなるのでしょうか。

スティックドミノ圧巻でしたが、片付けるの大変そうだなと思ってしまいました。

ドラマ『カルテット』第9話演奏曲

レストランノクターンでドーナツホールが演奏した曲Franz Schubert『アヴェ・マリア』Friedrich Smetana『モルダウ(わが祖国より』

『アヴェ・マリア』は第1話で真紀さんが、第2話では、結婚式で演奏していました。別府さんが初めて真紀さんを見たときも『アヴェ・マリア』を弾いているときでした。『モルダウ(わが祖国より』は第1話、第5話、いずれもレストランノクターンで演奏されています。カルテットドーナツホールの定番楽曲です。